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2018-04-22

CL京都 マスターリーグレポート ~~

posted by ししゃも

京都大会

チャンピオンズリーグ京都大会お疲れ様でした!

強力なデッキタイプが複数存在し難しい環境でしたが、決勝トーナメントは実力者の出揃うとてもレベルの高いものになりました。

そのマスターカテゴリの予選環境と、決勝トーナメントの全デッキタイプと結果を見ていきます。

予選リーグ

順位

順位 名前 デッキタイプ 結果
1位 ワキタ タツキ ウルネクカラマネロ 9-0
2位 ホソヤ シュンペイ マッシルガン 8-1
3位 コサイ ユウキ ウルネクカラマネロ 8-1
4位 モトキ タカユキ ゲロゲジュナイパー 8-1
5位 マルイ イッキ マッシルガン 8-1
6位 サイダ マサノリ ルガルガンゾロアーク 8-1
7位 アサダ ヨウヘイ ルガルガンゾロアーク 8-1
8位 ヤマモト コウイチ 夜の行進 8-1
9位 ヤマグチ ヨシユキ ルガルガンゾロアーク 8-1
10位 キタ リョウヤ ニンフィアLO 8-1
11位 ハヤシ マサユキ マッシルガン 8-1
12位 カネコ シンヤ ニンフィアLO 8-1
13位 カルベット クリス ルガルガンゾロアーク 8-1
14位 ウオギシ コウスケ ゾロアークダスト 8-1
15位 タキモト ルイ 夜の行進 7-2
16位 イトウ シンタロウ ウルネクカラマネロ 7-2

スイスラウンドで上位16位に入り決勝トーナメントに進出したのは以上の選手たち。
デッキタイプごとに見ていくと、1番多いのがルガルガンゾロアークの4人、続いてウルネクカラマネロとマッシルガンが3人ずつ、そして夜の行進とニンフィアLOが2人ずつ、そしてゲロゲジュナイパーとゾロアークダストが1人ずつとなっています。

環境

そもそも今回の環境はどのようなものだったのでしょうか。基本的には、ルガゾロ←マッシルガン←超デッキ(ウルネク、オーロット、ダスト)←ルガゾロの3すくみと考えられ、その中でもマッシルガンが名古屋大会上位を独占するなど目立った結果を残していました。マッシルガンが3すくみから1歩抜き出た背景としては、たねポケモン中心に戦え安定性が高いことと超デッキの研究が遅れていたことが挙げられるでしょう。

京都大会の特徴として最初に言及しなければならないのはニンフィアLOの増加。ベスト16に2人上がっているというのもCL2018で初の事態ですが、予選にもかなりの数がおりニンフィアLOミラーもそこかしこで発生するという今までにない光景が見られました。
3すくみの中のルガゾロ、マッシルガン、オーロット、ダストに有利を取れると考えられており高い実力を持ったデッキ。時間管理等もあり扱うのに少し慣れが必要なのもあって今までは使用を避けられがちでしたが、名古屋大会でもベスト16、32に残る等しっかり結果を残したのもありここに来て練習を積んできた人が増えてきたと考えられます。

そしてもう1つが超デッキの増加。名古屋大会で結果を残したマッシルガンを意識したプレイヤーが多く、その中でも増加したニンフィアに対して唯一有利を取れるウルネクカラマネロが勝ち上がる結果となりました。

そして超デッキにマッシルガンが抑えられたことで実力を発揮するのがルガルガンゾロアーク。名古屋大会では2人しか決勝トーナメントに上がっていませんでしたが、今回は最多の4人が上位に進出しています。
それに伴いオーロットは消滅。超デッキの中でもゾロアークに弱めなところと、ニンフィアに不利を取りやすいところが足を引っ張りました。

そしてもちろんマッシルガンも決勝トーナメントへ。対策されていてもその実力は本物で、3人が上がっています。
さらにマッシルガン、ウルネク、ニンフィアに勝ちやすい行進、同じくマッシルガンやニンフィアに勝ちやすいジュナイパー、そしてゾロアーク要素とダストダス要素を併せ持つゾロアークダストが決勝トーナメントへ進出。合計16名で優勝争いをすることとなりました。

決勝トーナメント

初戦

ワキタ タツキ(ウルネク) ×-〇 イトウ シンタロウ(ウルネク)
ヤマグチ ヨシユキ(ルガゾロ) 〇-× ヤマモト コウイチ(行進)
マルイ イッキ(マッシルガン) 〇-× カネコ シンヤ(ニンフ)
カルベット クリス(ルガゾロ) ×-〇 モトキ タカユキ(ゲロジュナ)
コサイ ユウキ(ウルネク) ×-〇 ウオギシ コウスケ(ゾロダスト)
ハヤシ マサユキ(マッシルガン) ×-〇 サイダ マサノリ(ルガゾロ)
アサダ ヨウヘイ(ルガゾロ) ×-〇 キタ リョウヤ(ニンフ)
タキモト ルイ(行進) 〇-× ホソヤ シュンペイ(マッシルガン)

ウルネクのミラーはイトウ選手が勝利。ルナアーラ◇の使いどころが光りました。
ルガゾロvs行進は前評判通りルガゾロに軍配。オドリドリを複数回使用し押し切ります。
マッシルガンは先1オカルトマニアでエナジーしんかを封じてニンフに勝利。
そして、ゲロジュナが不利と言われてきたルガゾロを倒しています。
ウルネクvsゾロダストは構築次第で難しい試合となりますが今回はウオギシ選手のゾロダストが勝利。
マッシルガンvsルガゾロはマッシルガン側がサポを引けず出遅れ、ルガゾロに押し切られました。
ルガゾロvsニンフは順当にニンフが勝利。
行進vsマッシルガンも前評判通りに行進が制しました。

準々決勝

イトウ シンタロウ(ウルネク) 〇-× ヤマグチ ヨシユキ(ルガゾロ)
マルイ イッキ(マッシルガン) ×-〇 モトキ タカユキ(ゲロジュナ)
ウオギシ コウスケ(ゾロダスト) 〇-× サイダ マサノリ(ルガゾロ)
キタ リョウヤ(ニンフ) ×-〇 タキモト ルイ(行進)

ウルネクvsルガゾロはウルネクの勝利。相手の引きが噛み合わなかったのもあり、パラレルシティから不利を返しました。
マッシルガンvsゲロジュナは微有利と言われていたゲロジュナの勝利。
ゾロダストvsルガゾロはルガゾロ有利が定説でしたがゾロダストが勝利しています。
ニンフvs行進は行進が200ダメージ連打態勢を整え行進の勝利。
これでベスト4が出揃いました。

準決勝

イトウ シンタロウ(ウルネク) 〇-× モトキ タカユキ(ゲロジュナ)
ウオギシ コウスケ(ゾロダスト) 〇-× タキモト ルイ(行進)

ウルネクvsゲロジュナはウルネクの勝利。ゲロジュナが序盤1ターン止まったのが大きくそのまま押し切りました。
ゾロダストvs行進は非EX同士でサイドを取り合う難しい試合になることが多いですが、今回はゾロダストの勝利。

決勝

イトウ シンタロウ(ウルネク) 〇-× ウオギシ コウスケ(ゾロダスト)

そして決勝戦。2016年世界チャンピオンのイトウ選手と、関西の強豪ウオギシ選手の対戦です。
ウオギシ選手が先行で、プラターヌやハイボで少しリソースを切りながらもゾロアとヤブクロンを両方ベンチに出す立ち上がり。一方イトウ選手もアズサでウルネクとマーイーカを並べます。
2ターン目はゾロダスト側がスカイリターンで前のウルネクにダメージを与え、ウルネク側はカラマネロとエネルギーを準備して番を返します。

試合が動いたのは3ターン目。ウオギシ選手はスカイフィールドからのライオットビートでウルネクを倒します。それに対してイトウ選手はセンパイとコウハイ。パラレルシティで相手のベンチを制限しながらビーストエネフォトンゲイザーでゾロアークGXを撃破し、サイドはお互い4枚に。

ウオギシ選手はスタジアムを奪い返し2匹目のライオットビートでウルネクを攻撃するも、ベンチポケモンが足りない。しかしカミツルギGXでビーストエネを破壊し、ウルネクにダメージを蓄積させます。
返しのイトウ選手は前のゾロアークGXを倒せれば一気に勝利が近付く盤面。あかつきにかるいしを付けて前のウルネクにハチマキを貼り、鋼エネを引けば倒せるというところでプラターヌ。しっかりエネを引いてゾロアークGXを倒し、残りサイドは2枚。

ウオギシ選手は追い込まれたものの、前のウルネクを倒せば相手のアタッカーが途切れて十分に逆転可能。スカイフィールドを自分からトラッシュして自分の盤面からGXを消し、エリートトレーナーを打ち込みます。しかし引いたのはゴミなだれとW無色。噛み合わずウルネクを処理できません。返しにイトウ選手はめつぼうのひかりGX。ゾロアを2匹倒して勝負を決めました。

ウオギシ選手は最後までダストオキシンを立てることもできず、あと1歩噛み合わなかった印象。一方イトウ選手は要所で必要なカードを揃えており、ゴミなだれもしっかりケアして勝利を引き寄せました。

振り返ってみるとベスト4は全員マッシルガンに強めのデッキ。名古屋で猛威を振るったマッシルガンをどう対策するかが問われた大会だったと言えるかもしれません。

イトウ選手はこれでCSP1000を突破。国内ランキングで圧倒的な1位の座にいます。ウオギシ選手もCSP500を超え日本代表確定。素晴らしい試合を見せてくれた2人の世界での活躍が楽しみです。

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