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コラム

2019-03-30

ダブルブレイズ環境まとめ&シティリーグレポ ~3月環境振り返り~

posted by ししゃも

みなさん、こんにちは。ししゃもですよ。

ダブルブレイズ環境も終盤。環境のまとめと、3/30に茨城で開催されたシティリーグに参加してきたのでそのレポートを掲載します。
今回はズガドーンを使用し、4勝2敗で20位という結果になりました。ダブルブレイズ環境のまとめ、そしてデッキ選択から当日の対戦レポートまで書いていくのでぜひご覧ください。

 

ダブルブレイズ環境

3/1に発売したダブルブレイズ。このパックでは炎タイプのポケモンが大幅な強化を受けました。
真っ先に注目されたのは高いHPと攻撃力を持つレシラム&リザードンGX。3/3に開催された2つのシティリーグでは北海道で準優勝、大阪で優勝という結果を残しています。大阪では使用率も1位でした。

この時点での「レシリザ」デッキの評価は以下の通り。
①対ピカゼクは1撃で倒しやすく倒されづらいので有利
②対ウルネクはギラティナに2発で倒され、ウルネクに1発で倒されるため不利
③対ジラサンもカプサンダーやウツロイドで対策されるため厳しめ
ダブルブレイズ発売前の環境ではピカゼク、ウルネク、ジラサン、フェロマッシの4デッキが上位にいましたが、レシリザの登場を受けてピカゼクと弱点を突かれるフェロマッシは数を減らし、レシリザ、ウルネク、ジラサンの3強という環境になります。

そして翌週のシティリーグ。
ししゃもはぽけむらと共にズガドーンを持ち込みます。ここでズガドーンを選択した理由は主に3つ。
①フィールドブロアーの採用が少なく、ねがいのバトンが通りやすい
②バトンが通る前提ならレシリザ、ウルネク、ジラサンの3強全てに有利を取れる
③新しいデッキなので対策されておらず、相手のミスも誘える
ししゃもは残念ながら抽選落ちで参加できませんでしたが、ぽけむらは見事優勝してくれました。デッキの解説や対戦レポートは以下のブログに掲載されています。
3/10シティリーグ大阪優勝 ズガドーン|なつる|note

この日のシティリーグではズガドーンの登場の他にもう1つ大きな出来事がありました。デスカーンの準優勝です。
デスカーンもレシリザ、ウルネク、ジラサンの全てに有利を取ることができ、さらにのろいのおふだでズガドーンにも勝てるため大きく注目されました。以前から存在したデッキタイプではありますが、ミュウの登場でピカゼクへの対抗手段を手に入れたことで一気に躍進を果たします。

そして第3週。この週はシティリーグが無く、代わりに大きい自主大会が複数ありました。
そこの自主大会で共通して勝ち上がったのが2つのデッキ。ゾロアークジュゴンとピカゼクです。
新弾のジュゴンは無色3エネで60ダメージを2ヶ所に撒ける水ポケモン。前のズガドーンを倒しながら後ろのズガドーンに60ダメージを与えることができ、2回繰り返せば2匹で3枚のサイドを取ることができます。トリプル加速エネルギーを共有できるゾロアークを合わせ、フィールドブロアーやジャッジマンで妨害することでズガドーンに勝つことができます。流行の兆しを見せていたデスカーンもアローラベトベトンで封じることのできる強力なデッキです。
もう1つがフラダリラボ入りのピカゼク。フラダリラボの効果でズガドーンのバトンやデスカーンののろいのおふだを封じ、タッグボルトでたね切れ勝ちを狙えます。

第4週は、この2デッキが多く使われる環境となりました。この週に開催されたシティリーグは3回。埼玉、ポケセントウキョーベイ、ポケセンオーサカでの開催です。
ここで勝ったのはピカゼクとサナニンフ。サナニンフは高い耐久力とアセロラでゾロアークに、雷チャームでピカゼクに有利を取れるデッキです。埼玉で準優勝、トウキョーベイとオーサカで優勝と強さを見せつけました。

第5週、ダブルブレイズ環境最後のシティリーグに向け、ここから考察を進めていくことになります。

 

デッキ選択

3/30、茨城のシティリーグ時点で環境に存在すると予想されるデッキと評価は以下の通りです。

【Tier1】
レシリザ
第4週で勝ったピカゼクとサナニンフに有利。
苦手なウルネクやズガドーンは減少傾向なのもあり無難な選択。

ピカゼク
強力なズガドーンに有利を取れる。
サナニンフとレシリザには少し不利。
第4週よりは減るが、依然として強力なデッキ。
ミラー、サナニンフ、レシリザを力づくで突破する覚悟があれば十分握れる。

サナニンフ
ピカゼクやゾロアーク等に有利。
ズガドーンとレシリザに不利なのが課題だが、ズガドーンにはやぶれかぶれ、レシリザにはこだわりメットで対抗できる。
信用できるリストが公開されたのもあり増えることが予想される。
結果を残しすぎているので対策されやすい位置にいるのが不安要素。

【Tier2】
ゾロアーク
様々なポケモンとの組み合わせが可能で、入れるカード次第で全てのデッキに有利が取れる。
Tier1のデッキを強く意識するならジュゴン入りは減るかもしれない。

ジラサン
ピカゼクやレシリザに有利を取りやすい。
サナニンフには不利だが、テッカグヤの採用で対抗できるかもしれない。
ゾロアーク、ズガドーンは厳しめ。

ウルネク
レシリザに有利。
サナニンフはUBチャームの枚数が少なければ勝てる。
ジュゴン相手に後攻だと厳しい。
対ジラサンもやや不利。

エルフーン
サナニンフと似たような相手に勝つことができる。
レシリザには不利。

ズガドーン
レシリザ、サナニンフに有利だがピカゼクに不利。
対ゾロアークはジュゴンの有無次第。
ピカゼクを切るなら有力。

【Tier3】
デスカーン
対レシリザは有利を取りやすい。
対サナニンフはアセロラで返られるとずっと倒せず不利。
対ゾロアークも厳しい。

マタドガス
ピカゼクに有利。
サナニンフはアセロラをバリヤードで止めれば勝てるが、隠密フードがあると不利。

フリーザーホエルオー
レシリザに有利だが、その他のデッキにあまり強くない。

ニダンギルルガルガン
ピカゼク、サナニンフに有利なので増える可能性がある。
レシリザやズガドーン等に不利。

シティリーグに向けては以上の前提で考察を進めました。
まずTier3のデッキはどれも強いものの、不利な相手も多いため自分で使う選択肢からは消しました。
続いてサナニンフとエルフーン。レシリザが増えると予想され、ニダンギルのようなデッキも一定数出てくると考えられるためこちらも無し。
レシリザは上位に対しては有利ですが、ジラサン、ウルネク、ズガドーンに対して不安が残るのと納得いくリストが組めなかったのとで断念。
ウルネクはUBチャームの多いサナニンフや、ジラサン、ピカゼクに対して若干不利だったため却下。
ジラサンは対ゾロアークに不安が残り、サナニンフにも勝ち切れなかったので諦め。ボルケニオンが複数入っているレシリザが厳しいのもマイナスでした。
ゾロアークは元々がTier1のデッキに強くないため、対策しようとするとどうしても構築に無理が出てきてしまい、事故率が無視できなくなってきたので挫折。

最終的に「フラダリラボを増やしたピカゼクでサナニンフとレシリザを無理矢理突破する」か「ズガドーンを使い、ピカゼク以外のデッキに全て勝つ」の2択となりました。
①ピカゼクよりズガドーンの方がマークが薄くなっている
②サナニンフとレシリザが増えるなら上位に入るピカゼクの数は少なくなり、踏むとしても予選で1回程度
③ズガドーンでピカゼクに勝つことは難しいが、ピカゼクでもピカゼクには50%しか勝てない
という3点を考慮し、ズガドーンに決定。余計な対策カードを入れるより自分がしっかり回ることの方が重要と考え、リストはぽけむらが優勝したときから変えずにそのまま使用しました。

 

シティリーグ当日

対戦レポートは以下の通りです。

1戦目
ゾロアークペルシアン ◯
ズガドーンGXでスタートし、バーストGXでサイドを取ります。ライオットビートで削られながらジャッジマンを使われてサポが無くなりますが、前のターンまでに盤面にエネを残せていたので5枚ロストしてさらに2枚先行。再びジャッジマンを使われますが今度はサポを引くことができ、そのまま相手を倒していって勝利。

2戦目
ギラマネロ ◯
相手が先行1ターン目にやぶれかぶれを使用したものの、そこでサポを引けずに止まってしまいます。こちらは最低限のカードは引けていたため、そのままサイドを取っていき勝利。

3戦目
ウルネク ×
相手が先行2ターン目からギラティナで攻撃を始め、そこからお互いにサイドを1枚ずつ取る展開。途中でこちらのサポが途切れてしまったのもあり、ひっくり返せずに敗北しました。

4戦目
ズガドーン ×
3戦目と同じように相手が先行2ターン目から攻撃を始め、そこから1枚ずつ取り合う展開。
こちらが4枚目のズガドーンを出すことができず、ルザミーネ◇のターンにズガドーンGXを出さざるを得なくなります。
ルザミーネ◇で1ターンは稼げたものの、次のターンにズガドーンGXが倒されてしまったためプラマイゼロ。敗北しました。

5戦目
メガニウムクワガノンニドクイン ◯
スタートでチコリータがめくれ、クワガノンまで入っている相手。ラフレシアが出てきたら負けだなーと思いながらプレイしますが、入っていなかった模様。相手の引きが噛み合わなかったのもあり勝利。

6戦目
ピカゼク ◯
遂に踏んでしまったピカゼク。フラダリラボも入っているので、余程引きが良くないと勝てないと思いながらプレイします。
こちらは先行でズガドーンGXスタート、相手はマーシャドーGXスタート。
後1でフルドライブが飛んで来なかったので、バーストGXを使ってまずはサイド1枚を取ります。2ターン目にマーシャドーGXにフルドライブを使われますが、ウルトラスペースを割ったフラダリラボでマーシャドーGXのこだわりハチマキが消えており150ダメージしか出ません。前のマーシャドーGXをびっくりヘッドで倒して更にサイド2枚。
ズガドーンGXは倒されましたが、最後はピカゼクをひのたまサーカスで倒して勝利しました。

以上6戦で予選終了。結果は4勝2敗で20位。決勝トーナメントには残れませんでした。

環境としては予想よりサナニンフが少なかったものの、その他はおおむね想定通り。
上位はプテラ、レシリザ、レシリザ、ズガドーンブースター。プテラと炎がダブルブレイズスタンダード環境のラストを飾る結果となりました。

プテラが優勝できるほどのパワーがあるのは想定外だったのと、納得のいくレシリザが組めなかったことが反省点。次の環境に向け、勉強し直しです。

次の京都大会では「ジージーエンド」が追加。どんな環境になるのか、ポケカメモでもしっかり追いかけていくので応援よろしくお願いしますね。

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