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コラム

2019-02-14

CL千葉直前エクストラレギュTierランク ~エクストラ環境予想~

posted by ししゃも

エクストラレギュ

ポケモンカードは、「レギュレーション」によって使えるカードが決まっている。

普段のジムバトルなどでよく採用されているのは「スタンダードレギュレーション」。2016年12月に発売された「SMシリーズ」以降のカードが使えるレギュレーションだ。

そして、シティリーグやチャンピオンズリーグではもう1つのレギュレーションが採用されることもある。それが「エクストラレギュレーション」。2010年9月以降に発売された「BWシリーズ」「XYシリーズ」「SMシリーズ」の約10年分のカードを使うことのできるレギュレーションである。

CL千葉大会でも採用されているエクストラレギュレーション。その環境は、簡単に図式すると以下のようなものだ。

マッシブーンを筆頭とした非GX、高火力GX、耐久GXの三すくみ。
今回は、このエクストラレギュレーションでどんなデッキが強力なのかを紹介する。

Tier1

マッシダスト

前回のチャンピオンズリーグ新潟大会準優勝のデッキ。序盤はストロングエネルギーやディアンシー◇で強化したマッシブーンで戦い、終盤はダストダスのゴミなだれで攻撃する。採用しているポケモンが全て非GXなので、基本的には1ターンに1枚ずつしかサイドを取られない。そのためほぼ確実に相手のサイドが4枚になるターンが存在し、120ダメージのスレッジハンマーを使うことができる。

ゲッコウガゾロアークなど、強力な高火力GXには闘弱点やゴミなだれの刺さりやすい相手が多い。そいつらに有利を取りやすく、実績と安定性のあるこのデッキは間違いなく環境の中心と言えるだろう。

画像は新潟大会でパストス選手が使用したもの。1月末のシティリーグ千葉大会でも同じリストが優勝している。

Tier2

ゲッコウガゾロアーク

「ピーピーマックス」と「ダークパッチ」というエクストラの強力なエネ加速手段により、ゲッコウガ&ゾロアークGXのあくのはどうでとてつもないダメージを出すことのできるデッキ。
バトルコンプレッサーとダークライGXの組み合わせも強力で、デッキのカード全てがシナジーした非常に強力な構築だ。

先述のマッシダストには色相性で不利なものの、その他ほとんどのGXポケモンを採用するデッキに対して有利を取ることができる。
使いやすく手札事故も起こしづらいので、CL千葉でも活躍するデッキになると思われる。

画像は世界チャンピオンとーしん選手が1月末のシティリーグ大阪大会で準優勝したときのもの。
今は禁止になっているアンノーン対策のカードが数枚入っているので、その枠を千葉大会に向けて調整することでさらに勝ちやすくなるだろう。
本人による解説もブログに掲載されている。

デッキ解説:ゲコゾロTAGGX~千葉エクストラに捧ぐ~|とーしん|note

 

サーナイトニンフィア

Tier1のマッシダストに有利を取れる耐久GXの一角。相手のサポートを防ぐアブリボン、エネルギーを自由に付け替えられるフレフワン、山札からエネルギーを付けられるピーピーマックスといったカードの中から相方を選んで使うこととなる。

GXワザによるハンデスとまんたんのくすりやアセロラによる耐久を狙うことができ、構築の選択肢も幅広い。普通に組むと先述のゲッコウガゾロアークには不利を取りやすいが、採用するカード次第では逆転もあり得る。

画像はシティリーグ大阪大会でベスト8に入賞したしんいちさんのもの。

 

セレビィフシギバナ

サナニンフに続くもう1つの耐久GXデッキ。スタンダードで話題になったものと構築のコンセプトは同じで、セレビィ&フシギバナを回復させ続けて戦う。

エクストラでの1番の強化要素はバトルサーチャー。このカードにより、ナタネのような強力なサポートを何度も繰り返し使うことができる。
ゲッコウガゾロアークに対しては不利だが、対マッシダストでは無類の強さを発揮する。

画像はシティリーグ千葉大会で準優勝したTAKU選手のもの。

 

ゾロアーク

三すくみから少し外れたところにいるのがこのデッキ。ゾロアークGXのとりひきで手札を増やし、エクストラの強力なサポートを駆使して戦う。

スカイフィールドの存在によりライオットビートの打点も上がっており、相手のGXポケモンを1発で倒すこともできる。ただしTAG TEAMを倒すには打点が足りないので、何か別のアプローチがほしいところ。採用するカード次第では様々なデッキと戦えるようになる。

画像はチャンピオンズリーグ新潟大会でベスト8に入賞したなつる選手のもの。

Tier3

ピカチュウゼクロム

スタンダードで1番人気のこのデッキはエクストラでも強力だ。ピーピーマックスによって後攻1ターン目からのフルドライブ成功率が格段に上がっている。

もう1つの特徴はフラッシュエネルギーの存在。弱点を消すことのできるこのカードで対マッシダストも戦えるようになっている。基本エネルギーを減らすとピーピーマックスが当たりづらくなる等のデメリットもあるので枚数には注意が必要。

マッシダストと戦える高火力GXと考えるといい位置にいるように見えるが難点も多い。まずフルドライブの火力が少し足りないので、相手のTAG TEAMの処理に苦労する。ゲッコウガゾロアークに対してはスピード負けし、耐久GXに対する性能もゲッコウガゾロアークと比べると低め。

とは言え強力なデッキではあるので、勝ち上がるだけのポテンシャルも持っている。

画像はシティリーグ千葉大会でベスト8に入賞したアース選手のもの。
本人による解説もある。

[エクストラ]ピカチュウ&ゼクロムGXデッキ[シティリーグ2ベスト8構築 … – note

 

レックウザ

チャンピオンズリーグ新潟大会優勝デッキ。ピーピーマックスでレックウザGXにエネルギーを付けて攻撃する、シンプルで強力なデッキ。TAG TEAMに対して1歩足りない火力はホウオウEXで補うこともできる。

デッキコンセプトはゲッコウガゾロアークとほぼ同じだが、火力と耐久があちらより少し低い。高火力GXでありながらサナニンフに対してあまり有利でない点も気になる。
TAG TEAMと違って倒されてもサイドを2枚しか取られないのは大きな強み。

画像は優勝のおさじ選手が新潟大会で使用したもの。

 

エビナンス

強力なゲッコウガゾロアークやゾロアークGXに有利を取りやすい非GXデッキ。DAMEGEアンノーンの無限コンボを止められることもあり、シティリーグでは多くのプレイヤーが使用していた。

DAMEGEアンノーンは既に禁止されているので少し採用理由が薄れており、シンプルに組むとTier1のマッシダストに対して不利を取りやすいのも難点。
しかし構築の自由度が高いので、上手く組むことができれば勝ち上がれる可能性は十分にある。シティリーグ時には存在しなかったカポエラーも強化要素。

画像はシティリーグ千葉大会ベスト4のノマル選手のもの。
本人による解説も無料で読める。

シティリーグ トウキョーベイエクストラベスト4! エビナンス解説!|ノマル …

 

オーロット

Tier1のマッシダストに対して明確に有利を取れるデッキ。オーロットの特性で相手のグッズを封じ、サイレントフィアーでダメージをばら撒いていく。

以前はかなり有力なデッキだったが、高火力GXと耐久GXの両方に不利を取っているのが厳しい。シティリーグ時点では仮想敵だったアンノーンもいなくなってしまった。

画像はシティリーグ千葉大会シーズン1で優勝したピュア選手のもの。

 

よるのこうしん

非GXでありながら相手のGXを1発で倒すだけの火力を簡単に出せるデッキ。闘弱点を突けるマーシャドーGXとバチュルの火力を上げるエレキパワーによってTAG TEAMも確定圏内に入れることができる。

強力なデッキではあるが非GX同士での対戦に少し弱め。こちらはシェイミ等を出さずに攻撃を継続するのは難しいが、相手にはGXが入っていないこともある。

画像はこうしん使いとして有名なロロたんぬ選手がシティリーグ千葉大会で使用したもの。
たいあたりジムに解説も掲載されている。

たいあたりジム » 【ポケカ】シティリーグ2千葉エクストラ使用よるのこうしん …

まとめ

以上が現在のエクストラレギュレーションで環境上位にいるデッキたちだ。
チャンピオンズリーグでも間違いなく今回紹介したデッキたちが活躍するだろう。

三すくみからどれかを選ぶのか、それとも三すくみを破壊するデッキが勝ち上がるのか?
管理人もエクストラでチャンピオンズリーグに参加予定なので、本番で素晴らしいデッキに多く出会えることを期待している。

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