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デッキ

2018-12-06

【 CL新潟ベスト16】

カエループ【後編】 ~プレイング~

builder とーしん

posted by ししゃも

2.プレイ指針

Twitter上でこのデッキは扱いが難しいため真似できないという意見が多いですが、
ジラーチサンダーやルガルガンゾロアーク、ズガドーンアーゴヨンといったデッキタイプより大分難易度の低いものになっています。
なぜ、難易度が低いか?とても簡単な話でゲームのほとんどが1つの技「おぼろぎり」でしか攻撃をしないからです。
これは他のデッキにはない簡単なポイントで、他のデッキの例で考えれば「このターンはアサルトサンダーでいくか、てんくうのつめでいくか、プラズマフィストでいくか考えよう」
「デスローグを使うためにどこかで闘エネルギーをつけるタイミングが必要だ」「ビーストリングが1枚手札にあるけど、このシロナは使うべきなのか?キープすべきなのか?」
こういうことを考える必要がないです。

「とにかく引いて、山札を引ききって、おぼろぎりを使ってサイドを取っていく」

これだけです。勝つためのルートを太く1つにしたので、プレイにブレも出ず簡単なデッキになっています。
勝つためのルートがたくさんあるデッキのほうが、はるかにプレイルートが多く難しいです。なので今のポケモンカードは大体のデッキが難しくなっていると思います。
手札が多くなって何があるか把握するのに時間がかかるといった意見も出てくると思いますが、使い始めたばかりですぐに判断してプレイすることはできません。
それはこのデッキに限った話ではなく、慣れによって解決する問題です。どのデッキも誰でも触り始めのタイミングでは判断に時間がかかります。慣れましょう。

・ゲーム序盤

目標:「ベンチにメガニウム2匹とラグラージ2匹を立てる」

メガニウムをまず立てられるかどうかがカギになります。メガニウムが1匹ベンチに作れれば1,2ターンで連鎖的に2進化を置くことができ場が完成します。
みちしるべを使ってどんどん山札からポケモンを持ってきましょう。ふしぎなアメが1枚引けていれば相手によってはアローラキュウコンGXにのる必要はありません。
チコリータはベンチに置いたら倒されてしまう状況になってしまったら2枚同時に置きます、1枚しかないなら置かずにみちしるべで2枚そろえて次のターンにおくなども考えるべきです。
あと序盤にやるべきことは、超ブーストエネルギー☆、アローラキュウコンGX、ふしぎなアメがサイドに落ちているかの確認をします。ゲッコウガGXなどは後回しで大丈夫です。
制限時間が25分でも、この序盤を慎重にプレイしましょう。山札が0枚になってからは、パワードローをしてアセロラかグズマを使っておぼろぎりで戻るだけなので時間はかからないためです。

・ゲーム中盤

目標:「山札を引ききる」

正直、序盤が達せられれば後は適当にプレイしても勝てるのですが、まじめに書きます。
ここからのポイントは「引きたいもの」「おいておきたくないポケモン」の天秤を常に考えながらプレイすることです。こうすることで勝率が上がります。こうしなくてもたぶん勝てます。
抽象的に説明することが自分の語彙力ではできなかったので、具体的な質問の例を見て感じ取ってください。

質問:「配信卓試合の後半になりますが、パワードロー→せせらぎケロマツ→ダート→パワードロー という順番でプレイされた意図が知りたいです。」
回答:ジャッジマンを打たれた返しのタイミングだったと記憶してます。あのターンはターンの開始時で大きく二つに別れるターンでした
・場をそのままに山札のドローを進めてラグラグメガメガでラグ前でデスローグGXを耐えるベンチ数でエンド
・入れ換え系をプレイしておぼろぎりを使えるパターン(グズマか入れ換えかでもう一分岐)
質問者様の質問意図から考えて話すと、せせらぎの丘から使わなかったのは上のプランをとれなくなるからで、
1回目のパワードロー時に超ブーストとグズマとハイパーボールは揃ったので下のプランに切り替えました。
入れ換えで前のゾロアークを倒せるのが最善なのでいいルートをとれる可能性を追うためにプレイすることになりました。
ダート自転車とパワードローでダート自転車からプレイをした理由としては、この順序に影響の出るカードの一つであるハンサムホイッスルとハンサムがまだ山にありハンサムホイッスルを使って山札を圧縮できる可能性がほんの少しだけダート自転車からプレイする方が高いと思っているからです。
ここら辺はあやしいので詳しく教えてと言われても説明を正確にできる自信がないので省略します。結果的に2プランを両立できたので勝ちに近づきました。
(パワードローから使ったほうがいれかえにアクセスできる可能性は高かったのでここは僕自身のミスです、すいません。)

・ゲーム終盤

目標:「サイドカードを4枚とって、GXポケモンにハイドロポンプ」

相手の場にGXがいて、サイドカードを4枚取ればGXポケモンにハイドロポンプを打って勝ちます。この勝ちが一番見えやすい勝ちなので逃さないようにしましょう。
ターン数が長ければ長いほど相手に逆転のチャンスを与えてしまいます。配信卓で調度行ったプレイなので説明しやすいですが、残りサイドが4になったタイミングでカプ・テテフGXを叩くパターンもあります。
あむは、途中でラグラージに超ブーストエネルギー☆をつけて戦うパターンもあると教えてくれましたが、あれは僕もできない天才系プレイなので難しいです。できるときっとさらに勝てるようになると思いますができませんでした。
大事な詰め方ですが、大型GX戦はアセロラや満タンの薬を考える試合でふうましゅりけんの30で削っておぼろぎり110の圏内に持っていく。
220以下のGX戦や、ジラーチサンダーのような低HP相手は、おぼろぎり110でメインのポケモンと戦いながら、ふうましゅりけんの30をHPの低いポケモンに集めてサイドを稼いでいく。

3.マッチアップ相性と方針

中身を対戦相手がすべて知っている場合この限りではありませんが、新潟当日ではこのくらいの認識で向かいました。

・ジラーチサンダー 有利
勝つパターンは相手がラグラージやケッキングを倒せないターンが生まれて勝ち。
負けパターンはグズマで崩されつつ、コケコGXやゼラオラGXでゲッコウガGXも届くラインに構えられてしまうこと。
余裕があればケッキングを使っていきたい相手ですが、ケッキングを立てる余裕の作れる試合はケッキングに依存しなくても大抵勝てる試合。

・ルガルガンゾロアーク 有利
勝つパターンは相手がラグラージやゲッコウガGXを倒せないターンが生まれて勝ち。もしくはワンダータッチウツギのために出たカプ・テテフGXをしゅりけんこだわりおぼろぎりで1ターン詰めて勝ち。
負けパターンは場が完成しなかった、ジャッジマンから立て直すことができなかった、など。
前半に相手にエネルギーを張るターンはあるのでつめできりさくで倒れるケッキングはあまり有効ではないと思います。

・ズガドーンアーゴヨン 有利
勝つパターンはズガドーンがおぼろぎりで1発で倒せるのでそこまで難しい説明は要らないかと。
負けパターンは継続して戦う準備ができていないのに2枚とってしまい、ビーストリングをたくさん使われ返せなくなってしまうこと。
ケッキングは前半に前に出れそうであれば、ラグラージより優先して立てて前にいい試合ですね。エネルギーを落とす作業とグズマを同時に使うのは難しいため1ターン稼げる可能性は大きいと思います。後半は使わないです。

・キュウコンジュナイパー/ゾロアークジュナイパー 互角
勝つパターンは場ができてはくぎんのかぜで落とされないこと。
負けパターンは向こうの場がきれいにできて、グズマはくぎんのかぜでフェザーアローとあわせてチコリータが2体落ちてしまうこと。
いつでもケッキングは強いので、積極的に場に出せるタイミングを狙います。相手がグズマを使った直後のターンなどが狙い目になります。

・マッシブーンルガルガン 有利
勝つパターンは場の完成までに取られたサイドが3枚程度で済んでいること。
負けパターンはビーストエネ+ジェットパンチでロコンが倒れ、ディアンシーが出てチコリータが倒れ、ナックルインパクトでメガニウムが倒れと理想的に動かれること。ビーストエネで崩れていくと厳しいです。
ケッキングは大抵お留守番ですね。

・サイコリチャージ系統 有利
勝つパターンはふうましゅりけんを1匹のカラマネロに集めつつ、おぼろぎりで別のカラマネロを1匹倒す。サイド5枚にしてGXを倒すタイミングでカラマネロをふうましゅりけんでたおすとビーストリングのターンをスキップできます。
負けパターンは場の完成にもたついた、まんたんのくすりをつかわれた、などです。
この試合も割といつでもケッキングは強いのでできる限り立てたいですね。

4.当日の簡易対戦レポート

R1○ ズガドーンアーゴヨン
場は特に問題なく完成し、ズガドーン、ズガドーン、カプ・テテフGXと叩いて勝ち。この試合は大分理想的に回りました。

R2○ ルガルガンゾロアーク
配信卓だったので配信を見てください。

R3○ ルガルガンゾロアークアーゴヨン
シロナ打ってエンドみたいなパターンのあんまりうまくいってない感じだったので場が完成して勝ち。

R4○ ゾロアークジュナイパー
後攻で相手は先2アメジュナイパー、ライオットビートロコン気絶の割と好ムーブ。3枚先に持っていかれましたが、グズマの返しにケッキングを通してケッキングをアセロラで返し続けて勝ち。

R5○ カウンターナゲツケサル
回転飛行からマジカルスワップだけが負けパターンなので、回転飛行を優先的に倒してしゅりけんの30を1匹のパワースクラムに集めて勝ち。

R6○ アロキュウサナラグラージ
初手にサポがなく場がロコン2体のみでみちしるべからアローラキュウコン→ハンサムホイッスルの弱い動き。ただ相手もはくぎんのかぜのエネルギーがなくて1ターン殴れない。
アローラキュウコンを壁として使いつつうまいこと場は完成。終盤グズマで70乗ったキュウコンが引っ張られインフィニットフォースを打たれたときに問題が発生。気絶したと思ってトラッシュにおいてしまいました。
インフィニットフォースのダメージが120だったため10耐えていたのですが、ダメージカウンターをどかしてトラッシュにおいてしまったので証明できない状態に。なんとか説明して4分残ったので2ターンで勝ち。
落ちると考えてプランを作っていたためにやらかしました。思い込みは気をつけましょう。

R7× メタグロス
ケッキングなら落ちないと考え、グズマの返しに前に行ったら超ブーストククイ博士で倒されてしまいました。
ソルガレオGXが入っていなかったのでケッキングとか関係なく普通に、ゲッコウガで回ってればよかったです。事前に考えすぎました。

R8○ ジラーチサンダー
3連グズマでベンチが倒され続けましたが、倒せないターンが生まれたのでそこからは無限に倒されなくなって勝ち。

R9○ カエループ
書くのがとても大変なので書くのをやめます。何度も負けそうになりました。あむには友達手帳が入ってなかったので有利だったはずなんですけど、思考力はあむの方が上なので危なかったです。

R10○ ジラーチサンダーサンダース
あなぬけのひもとグズマでベンチが倒れながらエレキパワー+カプ・コケコGXでメガニウムも落とされる。最後にねがいぼしでグズマがヒットしたら負けでしたが運に恵まれて勝ちました。

Best16× ウルネク
1ターン目にチコリータが引けず弱めの立ち上がり、相手のデッキは後攻でも後攻で強く回るようになっていて、きれいな立ち上がり。
最後の詰めのターンで、ワンダータッチでグズマをくわえてからフォトンゲイザーを打たれたのでケッキングをケアされました。11戦目でしっかりあれをできるプレイヤーは本当にうまいプレイヤーだと思います。
神様視点だと別の勝ち筋があったのですが、対戦中には気づけなかったし、気づいたとしても中盤の話なので展開が変わって勝っていたかどうかは結局わかりません。

ここまで読んでくださった皆さんありがとうございました。今後もポケモンカードを楽しんでいくので皆さんよろしくお願いします。

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