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コラム

2018-07-18

世界レギュ解説・デッキ編 ~注目デッキ紹介~

posted by ししゃも

8月末に開催されるポケモンカード世界大会、WCS。使用可能カードが日本と少し違う、通称「世界レギュ」というルールで開催されます。
(使用可能カードはこちら→ 世界レギュ解説・前編 )

今回は、このレギュでどんなデッキが多く使われているのかについて解説します!

 

Zoroark

世界レギュでも高い人気のあるゾロアークデッキ。スカイフィールドが使用できないためライオットビートの威力は日本ほど高くありませんが、それでも環境トップの実力があります。

世界レギュで使われるゾロアークデッキは主に4種類。

1つ目は特性とワザが非常に強力なルガルガンGXを相方とし、日本でも人気のあるルガルガンゾロアーク。

2つ目は日本では少なめですが、ルガルガンGXに対して有利を取れるグソクムシャGXを相方としたグソクムシャゾロアーク。

3つ目はマッシブーンの弱点を突け、カラマネロなどの特性を止めることができるダストダスを相方としたゾロアークダスト。

そして4つ目はゾロアークコントロール。先日の北米全国大会でトッププレイヤーのTord選手などが使用した、エネ破壊などの妨害を主軸に据えたデッキです。

日本と違う構築の特徴は、プラターヌ博士の採用枚数が非常に少ないこと。バトルサーチャーが存在しない環境のため、よりリソースを大事にするためにNの採用枚数を増やしプラターヌ博士は1枚だけというリストがほとんどです。
とりひきをするのが大事になるためゾロアークGXを4枚採用しマインドジャックは0。そしてシンカソーダまで採用していることが多いのも特徴。また、スカイフィールドが使えないので代わりにパラレルシティやリバースバレーが入っています。

今回は参考として、北米全国大会で優勝したStephane選手のゾロアークダストを紹介します。

ポケモン(19枚)
ゾロア4
ゾロアークGX4
ヤブクロン(XY9)3
ダストダス(SM2L)2
ダストダス(XY9)1
カプ・テテフGX3
カミツルギGX1
ラティオス1
エネルギー(7枚)
W無色エネルギー4
ユニットエネルギー雷超鋼3
サポート(12枚)
N4
グズマ3
アズサ2
シロナ1
プラターヌ博士1
アセロラ1
グッズ(20枚)
ハイパーボール4
時のパズル4
フィールドブロアー3
シンカソーダ1
ミステリートレジャー1
レスキュータンカ1
改造ハンマー1
かるいし3
こだわりハチマキ2
スタジアム(2枚)
パラレルシティ2

http://limitlesstcg.com/decks/?list=1187

 

Buzzwole

ゾロアークに対し色相性で有利を取れ、上位を総なめしたこともあるマッシブーンデッキ。コルニが使用できないにも関わらず、その強さは健在です。

世界レギュで使われるマッシブーンデッキは主に3種類。

1つ目は日本と同じようにマッシブーンGXをメインアタッカーとし、ルガルガンGXをサブに添えたマッシブーンルガルガン。

2つ目も同じマッシブーンルガルガンですが、マッシブーンGXを減らし非GXのマッシブーンを3枚以上積んだ形。最近はこの形が増えてきています。

3つ目はダストダスを相方とするマッシブーンダスト。色相性で不利なカラマネロ系統との戦いで力を発揮します。

日本との違いはコルニの有無。それが細部にも影響を与えています。まずポケモンを揃えるため、せせらぎの丘が3枚程度採用されています。せせらぎの丘の採用に伴い、オクタンも積んでいるリストがほとんど。そしてビーストリングに加えてピーピーマックスも多投されているのも特徴です。

参考として、元世界チャンピオンIgor選手の小マッシブーンルガルガンを紹介します。

ポケモン(12枚)
マッシブーン3
マッシブーンGX2
イワンコ1
ルガルガンGX1
ディアンシー◇1
レジロックEX1
テッポウオ1
オクタン1
カプ・テテフGX1
エネルギー(15枚)
基本闘エネルギー10
ストロングエネルギー4
ビーストエネルギー1
サポート(12枚)
プラターヌ博士4
グズマ4
N2
シロナ2
グッズ(18枚)
ハイパーボール4
ピーピーマックス4
ビーストリング3
すごいつりざお1
こだわりハチマキ3
かるいし3
スタジアム(3枚)
せせらぎの丘3

http://limitlesstcg.com/decks/?list=1051

 

Malamar

強力なマッシブーンに対して色相性で有利なカラマネロデッキ。世界レギュ環境では、主に2種類のデッキが使われています。

1つ目は日本でもおなじみのウルトラネクロズマGXを主軸としたデッキ。カラマネロとビーストリングでエネルギーを付け、ウルトラネクロズマGXとあかつきネクロズマGXを組み合わせて戦います。

2つ目は基本超エネルギーのみを採用したネクロズマデッキ。プリズムバーストのネクロズマGX、あかつきネクロズマGX、ミュウツーGXなどをアタッカーとして採用しています。
カラマネロに加えてピーピーマックスも採用されているのが特徴。エネルギーをトラッシュできない序盤から加速していくことができます。

参考として北米全国大会ベスト4、Adam選手の超カラマネクロを紹介します。

ポケモン(16枚)
マーイーカ4
カラマネロ3
あかつきネクロズマGX2
ネクロズマGX2
ミュウツーGX1
カプ・テテフGX2
マーシャドーGX1
ギラティナ1
エネルギー(10枚)
基本超エネルギー10
サポート(14枚)
プラターヌ博士4
グズマ3
シロナ3
N3
アズサ1
グッズ(18枚)
ミステリートレジャー4
ハイパーボール3
ピーピーマックス3
フィールドブロアー2
レスキュータンカ1
かるいし3
闘魂のまわし2
スタジアム(2枚)
パラレルシティ2

http://limitlesstcg.com/decks/?list=1137

 

Hoopa

日本の環境ではほとんど馴染みのないこのポケモン。しかし世界レギュ環境では第一線で活躍しています。

その理由は、オカルトマニアがレギュ落ちしているため。サイレントラボも無く特性を無効化する手段が限られているため、「「ポケモンGX・EX」からワザのダメージや効果を受けない」という能力が生かしやすくなっているのです。

デンジュモクGXやヨワシGXと組み合わせエネルギー破壊などに寄せたLO型や、ラティオス、ミュウツーなどを採用して苦手な非GXマッシブーンを倒し、最後はフーパ自身で殴りにいく型などが存在します。

そして先日の北米全国大会で大きな注目を集めたのがイベルタルBREAKと組み合わせた型。
デスウイングでフーパにエネルギーを付けたり、フーパで時間を稼いでいる間に後ろでイベルタルBREAKを育てたりと相手に合わせて様々な戦略を取ることができます。

参考として、プロポケカプレイヤーAaron選手のイベルタルフーパを紹介します。

ポケモン(14枚)
イベルタル(Y30)3
イベルタル(SM3+)1
イベルタルBREAK2
フーパ(SM3+)2
ミュウツー2
ラティオス1
カプ・コケコ1
ヤレユータン1
カプ・テテフGX1
エネルギー(14枚)
基本悪エネルギー10
W無色エネルギー4
サポート(15枚)
プラターヌ博士4
N4
グズマ4
シロナ3
グッズ(16枚)
ハイパーボール4
ピーピーマックス4
改造ハンマー2
すごいつりざお1
こだわりハチマキ3
かるいし2
スタジアム(1枚)
パラレルシティ1

 

Rayquaza

7月時点でレックウザGXはアメリカでまだ発売していないため、大会などで見かけることはありません。
8/3に発売され、公式大会ではWCSで初めて使用可能となるポケモンです。

世界レギュでの強さはまだ未知数。しかし日本レギュで活躍したヨネダタクヤさんのリストから使えなくなるカードがほとんどないため、そのままでも十二分に実力を発揮してきそうです。

昨年は日本一になったサーナイトGXが世界一にもなっており、今年もレックウザGXがどれだけ活躍するのかは注目ポイントの1つです。

 

 

ここまでで紹介した以外にもラプラスGX、ゲッコウガ、エーフィダスト、アーゴヨンGX、ルカリオGX、ニンフィアGXなど様々なデッキが活躍する世界レギュ。皆さんもぜひ遊んでみてください!

デッキリストは、海外のLimitlessというサイトに数多く掲載されています。
http://limitlesstcg.com/

8/11(土)には世界レギュでのポケカメモ杯も開催予定なのでよろしくお願いします。

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