【 CL千葉EX優勝】
ルガルガンゾロアーク ~環境考察&デッキ解説&対戦レポート~
builder なつる
posted by ししゃも
2/17に開催されたチャンピオンズリーグ千葉大会。
そこで管理人ししゃものチームメイトであるなつるが優勝しました!
なつるの使用したルガルガンゾロアークや当日のマッチングについて代理で解説していきます。
デッキ選択
エクストラレギュレーションの環境については以下の記事を参照。
CL千葉直前エクストラレギュTierランク
上記の環境について、まずはそれぞれのデッキ同士の簡単な相性表を作成しました。
シティリーグ翌日にししゃもの作成した相性表が以下のもの。
画像が小さいので拡大して読んでください。オーロットは評価が低かったので除外し、周りに使用者はいないものの自分たちで使う選択肢としてコイホエが追加されています。他はTierランクに書いてあるデッキと同じ。
「有利:〇」、「互角:△」、「不利:×」の三段階で評価しています。
Tierランクに書いた通り、「非GX」→「高火力GX」→「耐久GX」の三すくみ。それに加えてゾロアーク等のデッキが存在するという環境。
使用率はマッシダスト&エビナンス>ゲコゾロ>ゾロアーク>サナニンフ>その他と予想。
それを加味しそれぞれのデッキを選択した際の想定は次の通り。
マッシダストorエビナンス
ミラーに強くすればそこそこ勝てそう。ただし上位には耐久系統が多く上がってくる可能性もあり、後半になるほど負けやすい。
ゲコゾロ
耐久系には強いが、最多勢力の非GXに不利なため勝ち越すのは難しい。マッシダストが他に対策されて減少すれば使える可能性もある。
サナニンフorセレバナ
最多勢力の非GX系に有利。不利なゲコゾロ系は上位に来られないと予想されるので、序盤勝ってしまえばそのまま優勝できる可能性あり。初戦でゲコゾロに負けると負けグループに入り、非GXに負けたゲコゾロを踏み続けて0-3する危険もある。
ゾロアーク
無難だがプレイングの難度が高いのと、対エビナンスが大きな課題。
コイホエ
回ってしまえばほとんどのデッキに有利を取れる。ただし事故率も段違いに高く、予選7試合中1~2試合は事故で落とす覚悟が必要。決勝トナメに上がれたとしてもどこかで事故で負ける。
デッキの完成度とプレイングを煮詰めるため、デッキタイプの決定期限は1週間前の2/10。上記を踏まえて新デッキの開発やそれぞれのデッキの課題解決策を模索しました。
そして2/9の段階で、「ゾロアーク系統がエビナンス系統に対しそこまで不利でない」という結論に至ります。2/10に他のTier3以上の全てのデッキと対戦し、互角以上に戦えたためゾロアーク系統を選択することに決定。ミラーと対ゲコゾロ、対ピカゼクにより強いルガルガンゾロアークを使うことが決まりました。
採用カード解説
ゾロアークGXとルガルガンGXの2種類のアタッカーを使い分けて戦います。とりひきで手札を増やし、「マチスの作戦」から複数のサポートを使って相手の動きを止めるのがほとんどの相手に対して共通の動き。以下では各カードについて個別に解説します。
ゾロア:4
スタートしても強く、ゾロアークGXを確実に用意するため最大枚数。
にらむは不利な状況から1ターン作れる可能性があり、ぶつかるはダメージを与えながら相手に倒してもらい、マチスを狙う際に使う。
ゾロアークGX:3
4枚の方が強いが、デッキスペースとの兼ね合いでこの枚数。ベンチスペースの関係で実際に盤面に出るのは2枚程度のことが多い。
イワンコ:2
ルガルガンGXが3枚以上必要になることはほぼ無いので2枚。コイントスだとゲームプランの中に組み込めないので、ふいをつくではなくいわおとし。
ルガルガンGX:2
特性もワザも強力。攻撃するルガルガンGXは基本的に1枚なので、サイド落ちを考慮しても2枚で足りる。
ウソッキー:1
ミラーで必須のカード。無いとシェイミで簡単に手札を増やされ、マチスからの理不尽ムーブを受けやすくなる。対ゲッコウガゾロアークでも相手の打点を伸びづらくさせられるので重要。
タマタマ:2
とりひきやハイパーボールのコスト、そしてライオットビートの打点増強に使えるカード。
3枚以上必要になることはないが、1枚だとなかなか引けずに動きづらくなるため2枚。特に対マッシダストで早めに引きたい。
カプ・テテフGX:3
1ターン目のアズサや、マチス+サポート2枚を使いやすくするためのカード。4枚入れるとベンチが足りない。3枚あることでソーナンス耐性も上げられる。
シェイミEX:1
そのターンにどうしても必要なカードを引きにいくときに使う。手札にあるパズル等を温存しながらドローすることができる。
デデンネGX:1
シェイミEXと役割はほぼ同じ。手札の不要カードをトラッシュしながらドローできるので、シェイミと使い分けられるように1枚採用。
メタモン◇:1
ゾロアークGXにもルガルガンGXにも進化できる万能カード。入れない理由は特にない。
バトルサーチャー:4
相手と状況によって使いたいサポートが変わるため最大枚数。
時のパズル:4
相手と状況によって使いたいカードが変わるのでこちらも4枚。基本的にはエネルギーかサポートに使うことが多い。
ハイパーボール:4
ゾロアークGXやカプ・テテフGXを出しやすくしてデッキの安定度を上げられるため4枚。
レスキュータンカ:1
倒されたポケモンの復帰に使う。使う試合は多いものの、複数必要になることは少ないので1枚。
フィールドブロアー:1
タッグチームの闘魂のまわし等をトラッシュするために1枚。妨害系のスタジアムにも強くなる。
こだわりハチマキ:1
ゾロアークGXに付けることが多い。相手のゾロアークGXを1発で倒したり、タッグチームを2発で倒す際に必要。
かるいし:1
1枚あると自分のポケモンが倒された際に前に出すポケモンで裏目を引きづらくなる。グズマも使いやすくなる。
カウンターゲイン:1
デスローグGXのためのカード。1試合に1回しか使わないので1枚。
パソコン通信:1
デッキの安定度を上げられる最強エーススペック。序盤から終盤までいつでも強力。
アズサ:2
1ターン目に使いたいカードなので、サイド落ちケアで2枚。3枚以上はスペースが無い。
マチスの作戦:2
このデッキを最強へと押し上げたカード。Norエリートトレーナー+オカルトマニアorこわいおねえさんで全てのデッキに有利を取れる。サイドが負けているときにしか使えないものの、サイドが負けているときには真っ先に使いたいため2枚。
オカルトマニア:2
海外では禁止にもなっている最強サポート。環境デッキの全てに何らかの形で役に立ち、特にミラーでは必須のカード。序盤は自分の盤面を優先するため使いづらいが、中盤以降は常に使っていたい相手もいるため2枚。
アクロマ:2
2ターン目に使いたいサポート。手札を増やしながらゾロアークGXを用意し、次のターン以降のマチスを使いやすくする。手札が少ないときにはぜひ使いたいが、手札が増えた後は必要なくなるので2枚。
N:1
マチスと合わせて使いたいサポート。終盤で相手の手札を1枚にしながらオカルトマニアを使うのが非常に強力。デッキスペースの関係で1枚だけ。
エリートトレーナー:1
残りサイド6:5や4:3のタイミングで使うのが非常に強力なカード。最初にゾロアを倒された直後に使うことができる。サイドを取られるまでは使うことができないので1枚だけ。
センパイとコウハイ:1
カウンターゲイン+デスローグGXを狙うターンに使いたいカード。1枚しか入っていない必要なカードをピンポイントで持ってこられる。マチスから妨害系のサポートと合わせて使うのも強力。デスローグのターン以外ではほぼ使わないので1枚。
こわいおねえさん:1
マチスからのNやエリートトレーナーで手札を3枚以下にした後、このカードで手札を0にすることができる。単体で使っても強力で、特に耐久系などの長期戦狙いのデッキ相手には刺さりやすい。あまり使わない試合もあるので1枚。
グズマ:1
相手のキーポケモンを倒すのに使えるカード。特に対エビナンスではがまんのかべ解除にも使えるので必須。普通はルガルガンのブラッディアイでも2回は後ろを引きずり出せるので1枚だけ。
スカイフィールド:2
ゾロアークGXの打点を上げるためのカード。常に出ている必要はないが、最後に残っていないと困ることが多いので2枚。
パラレルシティ:1
ベンチを3枚にする効果が強力で、自分と相手どちらに向けることもあるカード。ルガルガンGXで攻撃するときに自分に向け、相手のデスローグGXをケアしたりシェイミやデデンネをトラッシュして負け筋を消すのが1つ。
相手のベンチを絞るのは特に対非GX戦で強力。例えば前にマッシブーン、後ろにマッシブーン、ダストダス、ディアンシー◇、ウソッキー、ヤレユータンと並んでいる状況。ここで相手のベンチを3枚にすると、サイド4スレッジハンマー用のマッシブーン、その後のアタッカーとしてのダストダスを残せばディアンシー◇、ウソッキー、ヤレユータンのうち2枚を諦めさせることができる。相手がこちらのスカイフィールドを利用してさらにポケモンを並べていた際の効果は絶大。
ダブル無色エネルギー:4
ゾロアークGXとルガルガンGXの両方に使うカード。逃げエネと合わせて4枚使い切る試合も多く、早めに引けるほど強いのもあり最大枚数。
ストロングエネルギー:2
ルガルガンGXに使うカード。マッシブーンやゲッコウガゾロアークをツメできりさくで倒すために基本闘ではなくこちら。ルガルガンGXを2枚以上アタッカーとして使えることはほぼ無いので、サイド落ちケアで2枚。
不採用カード解説
採用を検討したものの、最終的に抜けたカードについてなぜ入らなかったのかを解説します。
ゾロアーク(マインドジャック)
ミラーではウソッキーを出すので、マインドジャックで相手のゾロアークGXを倒す展開にはなりづらい。他の非GXアタッカー全てに共通だが、最初にゾロアを倒されるところから試合が始まることが多いのも低評価の理由。1枚取られた後に非GXを挟むと取られるサイドが1-1-2-2となり、効率よく負けてしまう。全てGXで戦い1-2-2-2と取らせる方が相手に負担をかけやすい。
ゾロアーク(イカサマ)
イカサマだけで倒せるGXが環境に少ない。ミラーでデスローグGXを返すことができるものの、その場合こちらのルガルガンGXがデスローグGXを使えなくなっているのでそこまで効率がよくない。
マーシャドー(レッドナックル)
前日まで入っていたものの、「いなくてもマッシダストには勝てるんじゃないか?」という理由で抜けたカード。ヤブクロンやダストダスには打点が無いので、アシッドボムでエネを割られて動けなくなることも多かった。対マッシダスト以外ではあまり役に立たないのも低評価。
レッドカード
ミラーで強力なカード。オカルトマニアと合わせて使うことで、マチスが無くても相手の動きを止められるので自分から仕掛けやすくなる。しかし他のマッチではあまり役に立たないので不採用。ゾロアーク系統が増えるなら検討する価値がある。
ザオボー
オカルトマニアと同じくミラーで強力なカード。相手のルガルガンのエネをロストさせ、後ろで準備しながら待つプレイを許さない。対タッグチームでほとんど役に立たないため不採用。
アセロラ
対耐久GXで強力なカード。他のマッチでは妨害系のサポートを優先して使いたいのと、無くても耐久GXに勝てるため不採用。
マグカルゴ、アローラベトベトン、バトルコンプレッサー、ゲーチス等
強力なカードだが必須ではないので、デッキスペースの関係で不採用。
デッキごとのゲームプラン
環境に多いデッキとの相性や戦い方について解説します。
対マッシダスト
有利。最初にゾロアが倒されたタイミング、あるいはサイド4のスレッジハンマーでゾロアークGXを倒されたタイミングでマチスからハンデスを決める。後はゴミなだれでアタッカーが倒されないようグッズを絞っていればほぼ負けることはない。
相手のベンチが5枚以上並んだタイミングでパラレルシティを貼るのも強力。
対エビナンス
互角。グズマを使えるかどうかが非常に重要。マチス→グズマ→Norエリートトレーナーと繋ぎ、相手のアタッカーを倒しながら手札を減らせればかなり勝利に近付く。カプ・テテフGXの枚数は要確認。ソーナンスがいなければとりひきやシェイミEXで簡単に手札を揃えられるので有利。
こちらもパラレルシティが刺さるマッチ。
対ゲッコウガゾロアーク
有利。どこかのタイミングで妨害しながらカウンターゲインデスローグGXでゲッコウガゾロアークを倒す。エネとアタッカーを減らして1ターンでもこちらが倒されないターンを作れれば勝ち。ウソッキーを置けると相手の要求値を上げやすい。
対ピカチュウゼクロム
互角。対ゲッコウガゾロアークと基本的なプランは変わらない。フラッシュエネでデスローグGXを耐える可能性がある、タッグボルトで3枚以上取ることを狙える、後半にタッグボルトを残せばマチスを受けづらくなる等の要素がある。打点が半端なフルドライブもゾロアやゾロアークGXを倒すのには十分。
対サナニンフ
有利。基本的には非GXを無視し、サナニンフだけを倒して3-3のプランを目指す。基本的にはお互いに2発で倒すことを狙うので、相手が回復カードを引けなければサイドレースで有利。
アブリボンがいなければオカルトマニアで止め、フレフワンがいなければブラッディアイでエネ付きを叩き、両方いれば回復カードの総数が少ない。こわいおねえさんを積極的に使い、エネルギーや回復カードを捨てさせるのも重要。
対セレバナ
互角。前のゾロアを捨て、ハンデスしてから殴り始めれば勝てる。しかしそれを分かっている相手だと、攻撃せずに2匹のセレバナにエネルギーを付けられる。セレバナの準備が完全に終わってしまうとハンデスしても勝ち切れないことが多いのでその前に仕掛ける必要があるものの、こんらんさせられると攻めを継続するのが難しい。
ターゲットホイッスルが入っていればセレバナ→シェイミ→シェイミ→ホイッスルシェイミと2匹目のセレバナを無視して戦うことができる。
対行進
有利。エリートトレーナーorN+こわいおねえさんorオカルトマニアを使いながら前のアタッカーを倒せばだいたい止まる。その他の非GX系統(ジラーチサンダー等)にもほぼ同じプランで勝てる。
ミラー
後続の準備ができないままサイドを取るとエリートトレーナー+オカルトマニアで止まり、その後オカルトマニアを使い続けられて負ける。逆に相手がサイドを取ってくれればエリートトレーナー+オカルトマニアで勝てる。
先攻でよほど引きがよくない限り、後ろのイワンコにエネを付け、攻撃せずにターンを渡すのが良さそう。相手も同じことをしてきたら泥沼。レッドカードかザオボーが無いと打開できない。
当日はそこまで練度の高いルガゾロはいないと予想し、そのパターンは捨てていた。
対戦レポート
予選7試合と本選5試合、なつるが当日戦った試合について解説します。
予選①:マッシダスト 後攻〇
先攻2ターン目にゾロアを倒されたので、返しにマチス+エリートトレーナー+こわいおねえさんで手札を0にする。そのまま何も引かれず勝利。
予選②:ルガルガンゾロアーク 後攻〇
サイドを先行されたのでN+オカルトマニアを使いながらデスローグで前を倒す。そのままオカルトマニアで止め続けて勝利。
予選③:ゲッコウガゾロアーク 後攻〇
ゾロアを倒された返しにエリートトレーナーを使いながらカウンターゲインデスローグで前を倒し、そのルガルガンGXが返しに倒されなかったのでそのまま押し切って勝利。
予選④:クロバットヨーギラス 後攻〇
後攻1ターン目からオカルトマニアを使い続ける。1回もクロバットの特性を発動させず勝利。
予選⑤:とーしんスペシャル(Ωレジロック) 後攻〇
相手の事故で勝利。
予選⑥:サナニンフ 後攻×
エリートトレーナー+こわいおねえさんで手札を0にしたもののトップ解決される。
最後に存在しないアブリボンの幻影でオカルトマニアを使い忘れるミスをし敗北。
予選⑦:コイホエ 後攻〇
1ターン目に相手のミスでアオギリカメックスが失敗。その隙に進化を終え、中盤以降はオカルトマニアを使い続けて勝利。
本選①:エビサワカポ(くうや) 後攻〇
序盤はお互いにあまりサイドを取らない展開。なつるの残りサイド4、相手の残りサイド3のタイミングで時間切れ。エリートトレーナー+こわいおねえさんで手札を0枚にしながらルガルガンGXでサイドを取る。相手が引いたのはエネでサイドを取れず、その返しにもう1枚サイドを取り、残りサイド2枚になって勝利。
本選②:エビナンス(Ari) 後攻〇
なかなかグズマを引けずサイドを先行される。さらに改造ハンマーでエネを割られ、ルガルガンGXを用意できない。これ以上は間に合わなくなるギリギリのタイミングでグズマを引くことができ、反撃開始。パラレルシティやエリートトレーナーと合わせて後続を用意しづらくさせながら相手のエビワラーを倒していく。途中で2枚目、3枚目の改造ハンマーやNを挟まれながらエビワラーに攻撃されるものの、しっかりグズマとエネを引き、傷付いたゾロアークGXを後ろに下げながら無傷のゾロアークGXでサイドを取っていく。
先攻の相手のターン、なつるの残りサイド2枚相手の残りサイド3枚の時点でタイムアップ。前のゾロアークGXは無傷で、相手の盤面にはソーナンスとディアンシー◇のみ。
勝った! と思った次の瞬間、ポケモン回収サイクロンでソーナンスが消え、代わりに出てきたのはフェローチェ&マッシブーンGX。ジェットパンチで後ろのゾロアークGXを倒され、相手の残りサイドは1枚に。
後攻のなつるのターンまでで試合終了なので、仕方なく後ろに残ったディアンシー◇を倒す。残りサイドはお互い1枚ずつ。先にサイドを取った方が勝つ延長戦。相手の場には無傷のフェローチェ&マッシブーンのみ。
エネルギーを引かれたら絶望的だったが、相手はエネルギーを貼らずにジェットパンチで30ダメージ。なつるはライオットビートで120ダメージ。今度こそ勝てる。
しかし次のターン、相手はかるいしを貼ってフェローチェ&マッシブーンGXを逃がし、代わりに出てきたのはツボツボGX。さらにプラターヌ博士から4枚目の改造ハンマーとフィールドブロアーを引き、なつるのダブル無色エネルギーとかるいしをトラッシュ。
かるいしなし、パズルなし、スカイフィールドは山に残り1枚、ダブル無色エネルギーは手札に残り1枚。ベンチにゾロアークGXはいないので、グズマで相手のフェローチェ&マッシブーンGXを呼び出してもゾロアークGXが前に出られず倒すことができない。仕方なく倒されそうなシェイミEXでスカイリターン。ゾロアークGXを前に出す。
相手も決定打がなく、ツボツボGXでさんばいどく。なつるのターンが回ってくる。グズマで勝ちにならないのは前のターンと同じだが、なつるの手札には最後のダブル無色エネルギーと最後のバトルサーチャー、そしてシェイミEX。スカイフィールドを引ければオカルトマニアでツボツボGXの特性を消し、ライオットビートで勝利できる。ゾロアークGXにダブル無色エネルギーを付け、セットアップ。引けない。とりひき。スカイフィールド!
オカルトマニアからのライオットビートで勝利。40分に渡る激闘を制した。
準々決勝:サナニンフルガルガン(ひびき) 先攻〇
この日初めての先攻。1ターン目からアズサを使い順調な立ち上がり。
相手はゼルネアスのジオコントロールでサナニンフとメタモン◇にエネルギーを付けてきたので、グズマからのライオットビートでメタモン◇を倒す。次のターンもジオコントロール、サナニンフとイワンコにエネルギー。ここもブラッディアイからのライオットビートでイワンコを倒し、残りサイド4枚。
このタイミングで相手も動き出す。こだわりハチマキを付けたサナニンフのGXワザでゾロアークGXを倒し、残りサイド4枚。
ここでなつるはあえてサイドを取らせる作戦を選択。カプ・テテフGXのエナジードライブでダメージを与え、カレイドストームでサイドを取らせる。相手のサイド残り2枚。
返しにセンパイとコウハイ+エリートトレーナーを使い、前のサナニンフをデスローグGXで倒しながらパラレルシティで自分のベンチを絞り、負け筋となるデデンネGXをトラッシュ。さらに相手の手札は3枚。
ゼルネアス◇で攻撃するもサイドを取ることはできず、グズマで勝利。
準決勝:Ωレジロック(シュウ) 先攻〇
元世界チャンピオンとの対戦。相手は後ろのレジロックにエネルギーを貼ってくるので、前のポケモンを倒してサイドを先行する展開。
サイドを2枚取ったところで相手もスレッジハンマーでゾロアークGXを倒し、残りサイドは4枚ずつ。
ザオボーでエネルギーを割られ続けると苦しくなるため、相手のリソースを削るためにこわいおねえさんを使用しながらルガルガンGXでマッシブーンを突破。相手は手札のサーチャーをザオボーではなくNに回さざるを得なくなる。
相手の手札が4枚になったのでさらにこわいおねえさん。相手の選択肢を奪い、1歩ずつ追い詰める。
試合が進み、なつるの残りサイド2枚、相手の残りサイド3枚のタイミングでタイムアップ。トップでブルーの探索を引かれたものの、パズルのサイド落ちによりカウンターキャッチャーが拾えず試合終了。逃げ切って勝利した。
決勝:セレビィフシギバナ(タクサワ) 後攻〇
決勝戦の相手はニンフィアLOで最初に公式大会上位に進出した選手。相手はセレビィ&フシギバナGXでスタートし、なつるはシェイミEXでスタート。手札にダブル無色エネルギーがなく、スカイリターンもできない。
先攻2ターン目に闘魂のまわしを付けたきけんなかふんで毒火傷と合わせてシェイミEXに90ダメージ。コインが裏で火傷を回復させることができず、ターンを終了した瞬間にポケモンチェックできぜつしてしまう。3ターン目にはグズマでメタモン◇を倒され、セレビィ&フシギバナGXにダメージを与えられないまま残りサイド3枚に。
しかし相手の盤面もまだ整っておらず、前のセレビィ&フシギバナGXに3エネと後ろにシェイミが1枚のみ。マチスからエリートトレーナーで手札を減らして様子を見る。
このエリートトレーナーのシャッフル中に相手が山札を崩してしまうアクシデントがあり、サイドペナルティ1枚。2枚目のシェイミを置きづらくなり、少し楽になった。
エリートトレーナーの後にこわいおねえさんを続けられればかなり勝ちに近付いたものの、残念ながらサイド落ち。オカルトマニアを使いながらライオットビートで削りを入れる。
相手の手札は3枚。サポートは引けたものの、そこから次のセレビィ&フシギバナGXを置くことができない。きけんなかふんでターンを返してきたので、エリートトレーナーで再び手札を3枚にしながら新しいゾロアークGXで1匹目のセレビィ&フシギバナGXを突破。なつるの残りサイドは2枚、相手の盤面にはシェイミが1枚のみ。
相手はサポートを使い、2匹目のセレビィ&フシギバナGXをベンチに置き、エネルギーを貼って終了。こちらはNで相手の手札を減らしながらシェイミを倒し、残りサイド1枚。
このまま押し切れるかと思いきや、相手はエネルギー+グズマを引き、後ろのゾロアを倒す。残りサイドは2枚。セレビィ&フシギバナが倒される前にエネルギー+グズマを引き、後ろの傷付いたゾロアークGXを倒せば勝利。
Nで相手の手札を減らし、ライオットビート。返しでエネルギーを引かれるものの、サポートはプラターヌのみでグズマは無し。GXワザで回復し、ターンが回ってくる。
もう1度Nを使い、新しいゾロアークGXで攻撃したところでタイムアップ。なつるの残りサイド1枚、相手の残りサイド2枚で終了。勝利を収めた。
結果、通算成績11勝1敗で優勝。いつもあと1歩のところで楯を逃していましたが、ついに公式大会初優勝を飾りました。
エクストラはカードプールが広い分奥が深く面白いゲームです。この記事を読んで興味を持ったら、ぜひエクストラを遊んでみてくださいね。