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デッキ

2019-03-28

【 シティリーグ優勝】

ピカチュウ&ゼクロム ~@WonderGOO加須~

builder tak

posted by ししゃも

こんにちは。takと申します。3/23のシティリーグ埼玉(WonderGOO加須店)で優勝しました。そのデッキ選択の経緯や当日の対戦についてまとめたいと思います。

 

それなりに長々と書いていますが、全部無料です。

要約すると以下の通りになります。細かい部分を読む時間がない、そこまで興味がないという人はここのQ&Aだけでも読んでください。

 

Q.ピカゼクの選択理由は?

A.ゾロアーク系とズガドーンに有利だから

Q.構築の中身は?

A.だいたいタクヤさんの有料記事のやつ。買って読んでください。

Q.対戦の概要は?

A.事故ってない試合は勝った。事故った試合は負けた。

Q.感想をどうぞ

A.構築単位でイージーウィンを狙うのは立派な戦略だと思います。

 

 

1.環境読みとデッキ選択

まず、前回シティリーグの優勝デッキであるズガドーンの存在があります。

https://note.mu/natsuru_wspk/n/n8de43253ebdb

ズガドーン相手に正面から殴り合って勝てるデッキは存在しません。手札干渉+バトン破壊、複数体への攻撃(ジュゴン、ピカゼク)、呪いのお札等のスリップダメージ、完全耐性(ラフレシア、オニシズクモ)等を駆使してなんとか逃げ切るくらいしか対策がないのではないでしょうか。

先に挙げた4つのズガドーン対策のうち、上のものほど採用可能デッキが多く、下のものほど採用可能デッキが限られるという認識です。

 

先週の自主大会はジュゴン入りのペルシアンゾロアークという上2つのアプローチを採用した構築の躍進を始め、自慢のズガドーン対策大会となっていたように感じられました。そしてそれらをピカゼクが破壊する結果だったと記憶しています。(その辺のソースは読者各人で探してください)

 

ここ最近の流れだけでは全体が追えないので数ヶ月分を簡単にまとめると

 

ピカゼクが強い→ピカゼクに勝てるように組んだ人が勝った(CL千葉)→ダブルブレイズ発売→ウルネクジラサンが結局強そう→ズガドーンがそれらに強い→でも同時に出てきたデスカーンには不利→小技を絡めるゾロアーク復権→ピカゼクが全部粉砕

 

と、メタゲームが一周したのがここ数ヶ月での流れだと記憶しています。CL千葉まではエクストラをやっていたので最序盤のピカゼクが強いとかその辺は適当ですが、およそ間違ってはいないと思います。

シティリーグ前週の最後の自主大会でゾロアークが復権し、それらをピカゼクが粉砕したわけですが、最後に出てきた新しいアーキタイプがゾロアーク系だったのは私にとってこれ以上ない好都合でした。

何故なら、チームメンバーが日本屈指のゾロアークプロたちだからです。ゾロアークだけで累計1000ポイント稼いでいるチームの中でゾロアークの研究が行われていくのを見ることができます。

…まあそのポイントの大半はエクストラで稼いだものではありましたが。

 

とにかく、流行りのペルシアンゾロアークの適切な評価、その強い構築をいつでも知ることのできる立場にあったことは幸運でした。その評価についての詳細は述べませんが、ざっくり言うと、強いけど目の色変えなきゃならないほど強いわけでもないだろうというものでした。

とはいえ、ポケカプレイヤーはみんなゾロアークが好きなので現環境で使えるゾロアークが出てきたとなればたった1週間で大幅に減る理由は特にないです。従ってシティリーグの最大勢力はゾロアークで、その相方もルガルガンではなく、ペルシアン(とジュゴン)が大半だと読んでいました。

 

前週の自主大会でのゾロアークの流行からデスカーンが数を減らすと予想するならズガドーンを握る選択肢もありました。実はズガドーンは、ゾロアークにはガン有利とは言いませんが少なくとも不利ではないです。6割弱は取れます。しかし、シティリーグでゾロアークと3試合して全部勝てるかというとそこまでの自信はありませんでした。2-1はできる自信はありましたが、変にメタっているデッキと当たって負ける可能性もあると考えると、ゾロアークを見た上でのデッキ選択としてのズガドーンはイマイチかなと感じたためこの線を切りました。

また、ズガドーンに無抵抗なデッキを握るのはもっと怖いと考えていました。ズガドーンはデッキの性質上、対策を二重三重に仕込まれている、あるいはシステム上不利な相手には当然不利ではありますが、逆に無対策の相手にはほぼ負けないデッキです。優勝はともかく、予選抜けラインを狙うには最高のデッキのひとつですから、一定数いると読むのが自然です。これに無抵抗なデッキはとても握れませんでした。

 

そもそも、我々のチームからシティ大阪優勝のズガドーンを輩出し、その記事を公開した以上はそれに対して弱い構築を握らないのは一つの礼儀だと考えていたと言っても良いでしょう。

…まあズガドーン無対策のレシリザが上位に大量にいてとても困ったことになるのですが、それは対戦レポートでお話しします。

 

以上のことから、握るデッキとしては

・ゾロアークに有利

・ズガドーンに有利

この2つが最低条件と考えていました。

その結果、ピカゼクというデッキに行き着くことになります。

 

これまでは、長らくゾロアークの相方といえばルガルガンでした。しかし最近はそうではなく、ペルシアンになっています。その結果、ピカゼクが弱点を突かれてワンパンされる可能性が大きく減りました。一応、ペルシアンGXはこだわりハチマキとククイ博士のバフを乗せた最大打点のふくしゅうで240点まで出るのでピカゼクをワンパンすることが可能なポケモンではあります。しかし、トラッシュに9体のポケモンを送って手札等を完璧に整えるだけの時間をピカゼクは与えませんから、基本的にワンパンされません。つまり、ピカゼクはサイド3-3以上の交換が確実に見込めます。また同様に、ノーダメージでベンチにいるピカゼクが倒されることもなくなったのでこちらのサイドプランは確定で7枚以上使うことが出来ます。

そもそも、CL千葉以前のゾロアークはルガルガンGXに加え、ルカリオGXを採用してまでピカゼクを見ていたわけですが、今は完全にガードが下がっています。ミュウが採用された程度で負ける道理はないのです。普通に、正面から殴り合っていれば勝てます。もはや6エネタッグボルトを狙う必要もないです。

 

ズガドーンは常に盤面に3体以上置いていないとタッグボルトGXでタネ切れさせられてしまうのでポケモンを並べることにかなり注力しなければなりません。また、ピカゼク側のフラダリラボが非常に強力なマッチアップで、ポケモンの供給を維持するウルトラスペースを除去しながら、エネルギー管理の主戦力である、ねがいのバトンを無視できるようになります。それだけでも厳しいのにさらにやぶれかぶれやジャッジマンなどを打ち込み、ズガドーン側の立ち回りをさらに制限することができます。これらの壁を超えてピカゼクに大火力を2回ないし3回通すのはかなり厳しいです。

 

また、ピカゼクにとって有利とは言い難いジラサンやウルネクがズガドーンやゾロアーク(のジュゴン)に駆逐されつつあるのも選択としては追い風でした。

 

これらの考察から、ピカゼクがいい位置につけていることは個人的には明らかだったので、ピカゼクにもゾロアークにも色で有利をとれる闘の考察もしていました。しかし、どう頑張ってもズガドーン相手に2割も取れなさそうな貧弱なリストにしかならなかったのでその線を諦め、ピカゼクを握る選択となりました。

 

 

2.デッキリスト

参加した店舗(WonderGOO加須店)のTwitterにて私が使用したリストを公開しております。

https://twitter.com/wg_kazo_tc/status/1109426091507081216

原案はタクヤさんの有料記事のリストです。リストについての解説はこちらを読んでください。無料記事で有料記事の内容をパクって公開するほどリテラシーがないわけではないです。

https://note.mu/takuya_pcg/n/n96fbe1db2898

1ヶ月半前の記事ではありますが、その内容の濃さは折り紙付きです。ピカゼクを使おうと考えているなら必ず買いましょう。そのくらいの価値はあります。

その中から数枚のチューニングを行いました。その要点は以下の通りです。

・環境で見るジラーチの数が大幅に減ったのでアブソルは要らない

・ピカゼクミラーで楽できる可能性のあるカプ・コケコGXを入れたい

・基本的にリーリエよりデンジのほうが強い

・フラダリラボは今回ピカゼクを握った理由の1つなので減らす理由はない

 

 

3.対戦レポート

ここまで敬体で書いていましたがレポートは記憶を辿って書いていたら常体になってしまったのでその形になっています。ご容赦ください。

 

【1戦目】対レシリザ+ズガドーンGX 後攻

相手デデンネスタート。ミラーかゾロアークかなーと思っていたらネストボールからレシリザが出てくる。初戦からレシリザとかデッキ選択ミスったなと思っていた。相手はレシリザにエネを貼ってフウとラン、ズガドーンGXを置いてエンド。

後1ハチマキフルドライブでデデンネを倒して裏のゼラオラを加速。相手首をかしげながらズガドーン前。どうやら止まったらしい。

相手ハイパーボールでテテフ、ワンダータッチからリーリエをプレイ。ビーストエネを手張りしてバーストGX。混乱させられたら嫌だと思っていたがバーストGXの選択だったので付け替え付け替え手張り6エネタッグボルトGXでズガドーンGXとテテフを抜いて4枚取りで勝利。

 

一瞬で試合が終わったので周辺を眺めてみると、ムウマージツンデツンデが隣にいて、これとは戦いたくないなとか、他にも何人か闘がいるし全体的に嫌な感じだなとか考えていた。

 

【2戦目】ムウマージツンデツンデ 先攻

隣で戦っていた人と当たってしまった。お互いにたねが引けずマリガンとなり、そのときに見えたカード群がいろいろピーキーなカードだらけ(ビーストリング、カウンターキャッチャー、カウンターゲインとか)だったので初手でやぶれかぶれorジャッジを打ち込んだら止まりそうだなって思った。実際に打ったら相手が止まった。先2にマーシャドーGXでフルドライブを打ち、ヤレユータンを倒しながらテテフにエネ加速。相手はヤレユータンをタンカで必死に使いまわすのでグズマで呼んでフルドライブ。次にサイド4から6エネタッグボルトGXでツンデツンデ2枚を抜き、ビーストリングターンを通過し、相手投了。

 

【3戦目】マタドガス 先攻

当日ベスト4になるマタドガスと対戦。マリガンでマタドガスが見えた瞬間にこれは無理だなと思った。どうやって勝つか考えたが、6枚取る頃には800点くらい撒かれてベンチが崩壊している未来しか見えない。勝ち筋は最速6エネタッグボルトGXでドガスの後続を枯らすしかないと考えていた。本当に相手が事故ったので先2フルドライブ、先3タッグボルトでタネ切れ勝ち。

 

【4戦目】ムウマージレシリザ 後攻(だった気がする)

プレミ+無人発電所で綺麗に止まって負け。確かやぶれかぶれのマーシャドーがサイドに落ちて無人発電所から動けなくなったような記憶がある。序盤にロストされてしまったサンダーマウンテンが出ていると勘違いして技打てると思ったら打てなかったような気もする。いろいろ酷い試合だった記憶がある。その中身はない。

 

【5戦目】レシリザ 先攻(だった気がする)

無人発電所を貼られた中でジャッジややぶれかぶれは打てたものの、こっちのハンドがエネで詰まって手が出なくなった。プレミもした記憶があるけどどういうミスだったかまでは覚えていない。確かエネを貼るのとジャッジマン打つ順番とかだったと思うが、正直その後のハンドを考えればまあノーチャンだったような気もする。試合後に上位卓レシリザだらけとか聞いてねーよとか愚痴っていたのは覚えている。

 

【6戦目】ズガドーン単 後攻

相手ズガドーンGXスタート。溶接工でドローするも単騎エンド。後1に全力で殴り倒しに行くも失敗。一応、その過程でやぶれかぶれを挟むことになったので後続が出ないことと倒されないことを祈る。倒されなかったし後続も出なかったので3エネタッグボルトGXで前倒してタネ切れ勝ち。

 

 

スイスラウンド4-2、11位で予選抜け。実は5戦目の全勝卓で両負けIDが成立していたら5戦目時点で予選が終わって落ちていたのでID交渉失敗には感謝するしかない。

 

 

【トナメ1回戦】ギャラゾロ 後攻

ベトンもミュウも不採用のピカゼク無警戒デッキだったので後1フルドライブから順調に殴っていき勝ち。デッキの回転とサイドの都合(ピカゼク2落ち)、最後のアタッカーをマーシャドーGXにしなければならなくなったため、ベトン採用されていたら負けていた。メタモンが進化しないで残り続けている恐怖はあったが、ここまで出てきてないということはいないと信じてエネを集めるしかなかった。そこだけヒヤヒヤした。

 

【トナメ2回戦】ピカゼク 後攻

隣の山がピカゼク対レシリザだったのは知っていたのでピカゼクが上がってきてくれて本当に助かった。相手はコケコ◇がサイドに落ちていたため序盤が弱く、こちらが先に殴り始めたので勝ち。それ以外に記述することはない。

 

【準決勝】レシリザブースターイーブイカビゴン 後攻

相手レシリザスタート、ネストボールでイーブイを出し、ポケギアで溶接工を手札に加える。エネルギーをイーブイに手貼りしエナジー進化。この時点でこちら諦めムード。終わったと思ったが相手ここでエンド。

俺「エンド?(思わず聞き返す)」

相手は何も持ってなかったのでボコスカと殴って勝ち。

 

【決勝】サナニンフ 後攻

相手がサナニンフと分かり、とりあえずお手洗いで気分転換を図りながらどう立ち回るのが良いか考えていた。こだわりメットと雷チャームの存在は確認していたので、こちらとしてはなんとかフラダリラボを大事にしながら殴るしかないなと考えていた。チャーム特性はないらしいとの情報もあったのでテテフにエネを貼るのも考えたが、カレイドストームでエネを後ろに回されたらどうせまともな打点が出ないので、だったらラボで頑張るルートが勝ちやすいと結論づけた。そのためのラボだし。なんとなく、不利っぽいけどなんか勝てそうじゃない?とか考えていた。むしろどうやってトナメの初戦でレシリザに勝ったんだろうとかが気になっていた。

 

先1で無人発電所貼られてうーん辛いなあって思ったが、ハンドにサンダーマウンテンが、フラダリラボではなくサンダーマウンテンがあり、これを解消。フルドライブで当然の前加速。相手はアセロラで受けながらスタジアムをワンダーラビリンスに張り替え、ようせいのうたでエネ加速。こちらの手札にエレキパワーが2枚あり、デデンネも使える。エネとつけかえとスタジアムのうち2つ引けば6エネタッグボルトGXで前を倒しながら裏に170の蓄積ができ、相手に殴らせない盤面を作ることができる。デデチェンジするも引けず、困ったなあと思ったが、引いた6枚を確認するとこだわりハチマキとエレキパワーが1枚ずつ引き込めており、オールイン。フルドライブ270点でサナニンフをワンパンしながら裏を加速。今になって思えば、ここでスタジアムをラボに張り替えるとブロアーで剥がされてチャームで詰む筋になりかねなかったので引けなかったのはむしろ最高の結果だったのかもしれない。返しにブロアーでハチマキを剥がされながら(ラボの解決札が1枚消えて助かった)、カレイドストームでピカゼクに150点。ハチマキが割られたため最高打点がエレキパワータッグボルトの230点になってしまった(一応、カプサンダーGXで無限打点が出うるがそこまで盤面にエネをプールされるわけがない)ので、サナニンフをワンパンできないことが確定した。残り3,4枚の回復ソースと向き合いながら2回攻撃が通るのを祈るしかない展開になった。紆余曲折あって(そのあたりの記憶がない)、こちらラボを維持しながら6エネタッグボルトGXを狙えるターンに。この返しに相手は攻撃できないはずなので時間的にも大きな猶予がもらえるし、そもそも2体を同時に回復するのも難易度が高い。相手は前のターンにやぶれかぶれ連打でデッキを回していたが引き込んだ4枚のうち1枚も使わずにエンドしていたので回復ソースが複数握られている可能性があると考えていた。デッキに3枚のグズマが残っていることを確認しながら祈りのジャッジ。思えば、この時点で手札にグズマ握っていたので打つ必要のないジャッジだったが、相手がキープした4枚より自分が流した4枚にしたいという意識でジャッジを打った。冷静に考えれば打つべきではない。グズマが返ってきたので6エネタッグボルトGXで2体に200と170の蓄積。祈る。

相手「まんたんのくすり。アセロラ。ようせいのうたで裏に加速します」

俺「(あージャッジ打ったせいだ~)」

とはいえ、殴られないターンが継続したこと、そしてラボを維持できていることもあり、まだチャンスはあると考えていた。相手は先のターンにデッキを回せていないので次のターンは回復、もしくはチャームを貼りながらラボの解消は出来ないだろうと祈りながらフルドライブで打点を与える。相手は逃してようせいのうたでエンド。持っていたグズマで手負いのサナニンフを倒して勝利。優勝。

 

 

総評としては、とにかく運が良かったと思います。半分くらいの試合で相手の事故や引きの悪さで勝っています。予選の2敗も集中力が切れていて何をしたか覚えてないという、優勝者とは思えない無能っぷりを披露しています。まあ集中できていても負けていた試合だったような気がしますが。

決勝も序盤にチャーム引かれていたりラボの解消がされていたり中盤にゼルネアス◇に突っ込まれていたら負けていたでしょう。

 

 

4.反省その他

対戦レポートでも記載しているように、1日を通してプレイングで勝ったというわけではなくてただただ運が良かったと感じています。とはいえ、運が良かったら勝てます!終わり!!では味気ないですし、今後に生きません。シティ優勝したからといって日本代表になれるわけでもなく、むしろトレリ込みで250ポイント程度しか持っていない私のポケカはこれから始まるのです。

 

そこで、ここからは自分は運が良かったのはどうしてだろうかというところについて考えていこうと思います。可能な限りスピリチュアルな話ではなく、理屈が通るように。

 

今回に関しては、デッキ選択が全てだったと思います。ピカゼクというデッキをひたすらに真っ直ぐに組んだ結果、事故無く戦えたことが大きいです。

事故の定義は人によると思いますが、私はピカゼクを使う上での事故とは自分の手札が噛み合わなくて殴りたいターンに殴れないことだと考えています。この定義に乗っ取ると、2ターン目までにフルドライブが打てないのが事故ということになります。今回の構築はデンジを増やして2ターン目フルドライブをいう最低限の動きをしやすくしたのが構築上の勝利だったと言えるでしょう。

結局、運が良かったというよりは構築が良かったのだと思います。とにかく真っ直ぐにピカゼクを通すことだけを考えた構築が、環境に存在する様々なデッキに対抗しようという意思を見せた結果いろいろ詰め込んだデッキよりも事故率が低く、やりたいことを通しやすいのは運でもなんでもなく必然だと思うのです。

 

加えて、決勝トナメ2回戦はピカゼクミラーでしたが、隣の山は1回戦でピカゼク対レシリザの試合で、正直、レシリザが上がってくるものだと思っていました。

マリガンで黄色が見えた瞬間にマジかって言ってしまうくらいにはびっくりしました。ここでレシリザではなくてピカゼクが上がってきたこともピカゼクの良さが現れていると思います。これは伝聞なので真偽のほどは分からないのですが、隣のトナメの1回戦ではフルドライブの返しにピカゼクを倒されたがサンダーマウンテンが残ったのでピカゼクが倒された返しに6(5)エネタッグボルトを打ってレシリザを抜いてきたと聞いています。不利マッチでも理不尽ムーブを押し付けて勝ち上がれることがあるというのは、大会で握る上で良いデッキの証だと思うのです。

まあ私はそのレシリザを倒してきてくれたありがたいピカゼクのコケコ◇をサイドに沈めて勝ち上がっているので偉そうなことは何も言えないのですが。

 

あとは、私の対戦レポートに如実に現れていることですが、負けた試合の内容を覚えていないことも個人的には重要かなと思います。なぜ忘れているのかというと、結論から言えば私の脳みそがお粗末だからではありますが、負けた試合に引っ張られてプレイングが歪むことがないのは良い結果を出す上で重要だったと思います。そしてプレイングや思考が歪まなかったのも、結局は私が持ち込んだ構築がやりたいことを確実にできる構築で、あとは相手がそれについてくるかどうかのゲームに落とし込むことが出来たからです。

 

自分で対戦レポートを書きながら運だけ小僧!いい加減にしろ!!と言いたい気持ちもあったのですが、運だけ小僧して勝てるなら勝ったほうがいいですよね。

その運だけ小僧するための環境や構築がたまたま噛み合ったから勝ったというのが今回の結論になります。

 

ということで、今の私の実力ではCLで勝つことはできないでしょう。もっと精進してCL京都に挑みたいと思います。そのために、二次募集通してくださいお願いします。

 

 

5.最後に

個人的なことで本当にどうでも良い話ですが、今春に大学を卒業し、春休みの真っ最中です。その春休みを全てポケカに費やしました。

「俺の卒業旅行は加須(今回のシティリーグ)だから」と言いながらポケカに励んで、本当に良かったです。

…良かったのかな?まあ勝てたので良かったということにしておきます。

 

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

Twitterは鍵垢で根暗していたのですが、今回を期に鍵を外して一般開放しました。質問やご意見ご感想等ございましたら、下記のアカウントにリプ、もしくはDMを送ってください。可能な限り対応します。

(@tak_TCG)

 

 

今回はポケカメモの主催であるししゃもさんのご厚意によってこのような記事を書かせていただきました。本当にありがとうございます。

最後になりますが、ポケカメモを今後ともよろしくおねがいします。

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